てん
 天のかみさまの むすめ「おりひめ」は、はたおりが 
とても じょうず でした。
 いつも ひとりで 天の川の ちかくに ある はたおり
ごやで、トン トン カラリと ぬのを おって いまし
た。

 天のかみさまは、おりひめを 天の川の むこうに す
む はたらきものの「ひこぼし」と けっこん させるこ
とに しました。

 ところが けっこん してからは、おりひめも ひこぼ
しも あそんで ばかりいて、しごとを しなく なりま
した。天のかみさまは おこって、ふたりを 天の川の 
むこうと こちらに ひきはなして しまいました。

 かなしさの あまり、ふたりは すっかり 元気が な
く なりました。

 これを みた 天のかみさまは、かわいそうに おもっ
て 一年に いちどだけ ふたりが あう ことを ゆる
しました。それが、7月7日の よるに あえる という
 いいつたえ から、ほしまつりが はじまった ので
す。

 天の川に たくさんの カササギという とりが はねを
ひろげて はしを つくり、おりひめが 天の川を わた
るのを たすけると いう おはなしや、ひこぼしが う
しに のって 天の川を わたって おりひめに あいに
くるのだと いう おはなしが つたえられています。 
あま
 夏の晴れた夜の八時
ころに南東の空を見上
げると、3つの
明るい星が見えます。
この3つの星を線でつ
なぐと、大きな
三角形になり、「夏の
大三角形」といいま
す。
*この星座図はイメージです
 この3つの星は、そ
れぞれ白鳥座のデネ
ブ・わし座のアル
タイル・こと座のベガ
とよばれる星で、アル
タイルはひこ星
に、ベガは織りひめに
あたる、七夕の言い伝
えがあります。
2003.07.07 宮内マキノ