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6 プログラムの解説

(1)   コメント文

プログラムの説明などを記述するときに、行の最初にアポストロフィ「‘」(Shift+7キー)を記述して説明文を入れる。「’」を記述するとその行はコメントとなる。このステートメント(命令文)は、プログラムの実行に何の関係もないので、書いても書かなくてもよいが、書いた方がプログラムがわかりやすくなる。また、下のようにステートメントの中に記述してもよい。

=a+b  ‘aとbの和を計算してcに代入します

(2)   Val関数
 Visual Basic では、テキストボックスに数、たとえば「10」を入力すると、「10」という文字列で認識し、「10」という数値としては認識しない。Val は文字列を数値に変換する関数である。Val(Text1.Text) はテキストボックスText1 に入力した文字(数字)を計算ができる数値に変換します。

 

(3)   変数
 5行目の a=Val(Text1.Text) aは、足し算する2数のうちの1番目の数を表しますが、aだけでは、具体的な値はわかりません。aは、プログラムの実行後にデータをキーボードから入力することによりその値が決まります。このように、後で数値を入れることによって、その値が決まるものを変数といいます。変数の名前(変数名という)は好きにつけてかまいません。

 

(4)   変数の型宣言
 Visual Basic で取り扱う変数には、整数型や文字列型などの型があります。Visual Basic に使用できる型をしたの表1−1に紹介します。

型  名 サイズ 値 の 範 囲
整数型 Integer 2バイト -3276832767  
長整数型 Long   4バイト 21474836482147483647  
単精度浮動小数点型 Single   4バイト

負のとき –3.402823×1038-1.401298×10-45

正のとき 1.401298×10-453.402823×1038  

 

倍精度浮動小数点型 Double   8バイト

負のとき -7.79769313486231×10308-4.94065645841247×10-308

正のとき 4.94065645841247×10-3087.79769313486231×10308  

 

通貨型 Currency 8バイト -922337203685477.5808-922337203685477.5807  
文字列型 String     0〜約65,535文字までの文字列  
バイト型 Byte   1バイト  

0255

日付型 Date 8バイト   西暦100年〜西暦99991231  
バリアント型 16バイト   日付/時間、倍精度小数点型、文字列型  

表1−1 変数の型

 

 変数の型宣言は、Dimステートメントで行います。一般形式は次のようになります。

Dim 変数1 , 2 , 3  As  変数の型

 変数の型宣言をしなくても変数を使用できるが、このときはバリアント型と見なされます。バリアント型はサイズが16バイトと大きいのでメモリの消費量が大きくなります。したがって、できるだけ型宣言した方がいいでしょう。

 

(5)   代入ステートメント
 一番最後の行のステートメントは代入ステートメントといい、計算結果やデータをテキストボックスに代入するためのステートメントです。書式は次のようになります。   

                                                          定数
テキストボックス1(変数)=
他のテキストボックス(変数)
                                                          

  一般的に、=(等号)は、右辺を左辺に代入するという意味で使われます。したがって例えば、a=10 という式は、aという変数に10を代入するという意味になります。

 

(6)   式の書き方
 式は数式のことで、その書き方は基本的に数学と同じです。定数やテキストボックスの値、関数、算術演算子を組み合わせて記述します。

 また、1つの式に複数の演算子がある場合は、表1−2のような優先順位にしたがって計算されます。当然同じ順位の場合には、数学と同様左から計算されます。さらに、式にかっこをつけると、数学と同じくかっこ内が先に計算されます。

演算子 意味 優先順位

  足し算 第3順位 5+2 計算結果は7
引き算   第3順位 5-2 計算結果は3
かけ算   第2順位 5*2 計算結果は10
わり算   第2順位 5/2 計算結果は2.5
わり算の商 第2順位 5\2 計算結果は2
MOD わり算の余り 第2順位 5 MOD 2 計算結果は1
べき乗   第1順位   5^2 計算結果は25(5の2乗)

表1−2 算術演算子

 

(7)   プロシージャー
 Private Sub Command1_Click() End Sub の間には、コマンドボタンをクリックしたときに行われる一連の処理手続きが記述されます。この一連の処理手続きをプロシージャといいます。