第10番
得度山
とくどざん きりはたじ
四国霊場第10番
本尊 千手観音
場所
徳島県阿波郡市場町
   切幡観音129
電話 0883−36−3010
写真・資料・編集・制作
            渡部英綱
 法輪寺から西へ、田園の中を約5q進んだ山の中腹に切幡寺はある。自家
用車が山門を通過できるのは、八十八ヵ寺中この寺だけである。なだらかな
山道を地蔵さんまで進むと、右手に急な石段が続いている。石段の両側には
「延享」銘のある古い灯籠や、北海道から寄進された石碑などがずっと連な
っている。途中から境内までの石段が、「厄除け坂」にもなっていている。

 大師が、この地を訪れ修行していた時、手甲や脚絆がほころびたので、機
(はた)を織っていた若い娘に布を求めた。すると娘は、織りかけの布を惜し
げもなく切って差し出した。大師は感動して「お礼に何か望みはないか。」
と尋ねると、娘は、「亡き父母のために、観音さまを彫ってくださいません
か。」と頼んだ。そこで千手観音を刻み、娘を仏門に導き、この寺を開いた
と伝えられている。
境  内
本 堂
山 門
お寺の付近
建築・彫刻等
建築・瓦等