北海道ニセコ町
有 島 武 郎
(1878〜1923)
 この小説は、大正6年(1917)「新小説」に発表され、文壇でロシ
アのゴ−リキ−と並び賞され、注目を浴びた写実小説で旧有島農
場を舞台とした彼の代表作である。
 北海道の冷酷な自然や農場の掟の奸智と戦いながらも
なじめず、結局は敗れて農場を立ち去ってゆく、無知で
野性的な小作人、広岡仁衛門の姿を作者自らのイメージ
とだぶらせ、博愛と慈憐をこめて書き上げた・・・
「有島武雄と北海道」(ニセコ町有島記念館)より抜粋
小説 「カインの末裔」 記念碑
写真 ニセコ有島武郎記念館にて
        18年9月 渡部就子