小樽と日本海航路
小樽の運河と倉庫
写真 北海道小樽市にて 18年9月 渡部英綱
 文化4年(1807年)、幕府の命令を受け
た探検家の近藤重蔵は、北海道西海岸を
調査しました。調査により、テミヤとい
う天然の良港があることが報告されてい
ます。この港は、海が荒れることが少な
いので、多数の北前船が立ち寄っている
ことや、乗組員が冬を過ごすことができ
ると報告されています。
 北前船は、大阪から酒、木綿、砂糖、
塩などを積み、日本海にまわり敦賀で縄
ムシロ等のニシン漁用具を積みます。さ
らに、新潟、酒田で米、白玉粉を積み、
1ヶ月から1ヶ月半をかけて小樽に着き
ました。帰りには、カズノコ、サケ、ミ
ガキニシン、昆布、ニシンカスなどを積
み込み、大阪へ帰りました。一年に一回
の厳しい航海で、莫大な利益をあげたと
いわれます。