大洲城から眺めた肱川
大洲城から・・・肱川下流方面
肱川下流方面の眺めです。中央の橋は予讃線の鉄橋です。大洲盆地は、昔
から水害がよく起こるところでした。
昭和20年の秋、小学校5年生の時でした。数日前から降り続く大雨の中、
父と八幡浜へ帰る時のことです。駅では列車に乗りたくても、なかなか順番
が回ってきません。長時間待ち、やっとの事で八幡浜行きの列車(増水でこ
の列車が最後)に乗ることができました。長浜を過ぎ五郎にさしかかると、
辺り一面まるで海のようになっています。車窓から見える家々は、一階の屋
根の下くらいまで水に浸かっています。二階の窓には人影も見え、屋根の上
にも人がいました。列車がカーブにさしかかると、機関車が水の中を走って
いるように見えました。写真の鉄橋すれすれに水が流れていたのを思い出し
ました。
この時代は現在のように情報が伝わらなく、後で枕崎台風の影響だという
ことが分かったのです。
写真 大洲市大洲城にて 平成19年8月 渡部英綱