入口から65mほど進んだ岩山の中心部には至
聖所がある。4×7mと小さい部屋だが、神格化
されたラムセス2世の坐像、プタハ、アメン・
ラー、ハルマキスの三神といっしょに置かれてい
る。
年に2回、冬至と夏至の朝日は入口から65m
のところにある至聖所までまっすぐに差し込み、
そこの坐像を照らし出す。まずアメン神像、そし
てハルマキス像、最後にファラオの像。
太陽の光は20分にわたって像を照らした後消
えるが、不思議なことにプタハ神像はまったく光
に当たらない。これはプタハ神が闇の神だからで
ある。神殿は緻密な計算の下に作られている。
2000.8.1
資料 三浦令子