熊野本宮大社
 (生い茂る杉木立の中の石段を登り詰め、総門をくぐ
ると立派な社殿が現れる。)
(撮影禁止だったため栞を掲載)
 本宮町にある。音無川左岸の高台に、うっ蒼とした杉林に囲まれて鎮座している。
 旧社地は熊野川と音無川の合流点の中州にあったが、明治22年水害に遭い明治24年
旧社地に近い現在地に移された。
(牛王はごおうと読む)
熊野牛王神符(牛王宝印)
 本宮大社の現在の宝印である。
 朱印は光背形の中に3つの宝珠を刻んだ形である。 烏文字(からすもじ)を木版で手
刷りしたもので、88羽の烏でデザインされている。烏の数は三山それぞれ異なっていて
那智大社の牛王は72羽である。 人々を災厄から護っていただくお札で、旅の時、身に
つけたり、家の門口やかまどのところなどに祀るが、武士の時代には起請文(きしょうも
ん)に用いられた。もし誓約を破ったときには必ず天罰が下ると信じられていた。
 がしかし、実際には破られることも間々あったらしいこと、また、起請継と言って用紙を
継ぎ足す場合通常と逆の紙の貼りつぎ方をすること、そしてこのつぎ方をするわけなど
調べてみるとおもしろい。