写真 渡部英綱
道後温泉本館
松山市道後湯の町にある本館は、道後温泉の中心となる建物で、国から
有形文化財として指定を受けている。
この建物は、明治の半ばから、昭和の初期にかけて整備された浴場施設
である。北側に「神之湯本館」、東側に「又神殿・霊の湯」、南側に南棟
西側に玄関棟が置かれ、それらの建物は互いにつながって複雑な形の屋根
になっている。
神之湯は、和風の3階建で明治27年に完成した。大屋根の上には、振
鷺閣(シンロカク)と呼ばれている塔をのせている。ここで打ち鳴らされる太鼓
の音は、「日本の音100選」に取り上げられ、午前6時30分、正午、
午後6時の3回鳴らされている。
又神殿・霊の湯棟は、純和風の寺社建築の手法を取り入れ、明治32年
に完成した。この建物の北側に皇室専用のお召し湯があり、桃山期の書院
造りをまねた豪華なつくりとなっている。
南棟は大正13年に、事務棟は昭和10年に完成した。このようにして、
入浴と休息の機能を一つにまとめた温泉本館ができあがた。
温泉をあしらった鬼瓦
道後村巡り1番・古歌
道後温泉 玉の石
道後温泉本館 西側