春 の 七 草
春 の 七 草
せり なずな おぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草
せ り
セリ (セリ科)
湿ったところに生える多年草。夏
に花が咲く。葉に香りがあり、食用
として栽培もされ、店でも売ってい
る。
ナズナ (アブラナ科)
なずな
ペンペングサともいう。道ばた、
田畑や庭のすみなどによく生える。
七草の代表種であり、これだけを入
れて七草かゆにすることもある。
ハハコグサ (キク科)
春の七草でいう「おぎょう」は、ハ
ハコグサのことで、「ごぎょう」ともい
う。道ばた、畑、荒れ地などに生え
る。葉や茎に、白いやわらかな毛が
生えている。
おぎょう
ハコベ (ナデシコ科)
はこべら
春の七草でいう「はこべら」は、ハ
コベのこと。道ばた、畑などに生え
る。少し大形でウシハコベもよく見
かけるが、どらも食用になる。
ほとけのざ
コオニタビラコ(キク科)
春の七草でいう「ほとけのざ」は、
コオニタビラコのことで、タビラコとも
いう。道ばた、田畑など、やや湿っ
たところに生える。白い汁が出るの
で、さらして食べるほうが
よい。
春の七草でいう「すずな」は、カブ
のこと。カブラ、カブナともいう。春に
花が咲く。栽培して、店で売ってい
る。
カブ (アブラナ科)
すずな
上の歌は、春の七草の元に
なっている歌ですが、だれが
詠んだか分かっていません。
正月の7日に七草かゆを食
べる風習は、平安時代(794〜
1192年)には、すでに行われ
ていたそうです。前日の正月
6日に、これら7種の若菜を摘
んできて、包丁でトントンとき
ざみます。そのとき、「七草な
ずな、唐土の鳥(病気をもたら
す鬼鳥)と、日本の鳥と、渡ら
ぬ先に…」、あるいは、「唐土
の鳥が、日本の土地へ、渡ら
ぬ先に…、七草なずな…」と
唱えます。そして翌日の7日、
お米のかゆに入れて食べ、
無病息災(病気をせず健康で
あること)を祈るのです。
昔は、野菜を育てる温室や
ビニルハウスなどがなかった
ので、野菜が不足しがちな冬
に、青菜を食べることは、健
康に必要なことでした。そこ
で、正月のころの冬に、野原
に出て青菜を摘んでたくさん
食べ、病気をおいはらう気持
ちから、上のような歌ができ、
春の七草の行事がはじまった
のでしょう。
正月7日ころに、野原で春
の七草をさがすのは、植物が
生長していないので、小さく
て様子がちがい、花も咲いて
いないので、見分けるのがむ
ずかしいようです。しかし、食
べるのには、やわらかくてお
いしいのです。写真を参考に
して、さがしに出かけてみて
はいかがでしょう。
すずしろ
ダイコン (アブラナ科)
春の七草でいう「すずしろ」は、ダ
イコン(大根)のこと。春に花が咲く。
栽培して、店で売っている。