木鼻彫刻のいろいろ
木鼻(きばな)(建設用語)
頭貫(かしらぬき)の先端が
柱より出ている部分のことを
いう。簡単にいうと、木の端
という意味である。
神社や寺院では、本殿や堂
の入り口の柱に木鼻をとりつ
ける。中国から取り入れたた
様である。
鎌倉時代初期のものは直線
的で単純な装飾でした。室町
時代になって、禅宗が入って
きたことも関係して、複雑な
装飾を施すようになった。木
鼻には、獅子鼻、貘鼻、龍鼻
と雲形、花や葉をかたどった
植物形などがある。
獅子鼻
獅子をかたどった彫刻
ライオンのこと。インドでは
王や仏の守護神とされている。
各種の装飾に用いられた。
貘鼻
中国の想像上の動物の彫刻
鼻は象、目は犀、毛は牛、
足は虎で銅や鉄を食べ、人の
悪夢を食べてくれるという。
龍鼻
伝説上の生き物で、大蛇に
翼と角、頭に猛獣や猛鳥を組
み合わせた動物。中国では、
青竜が君主の象徴であった。
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四国八十八ヶ所のお寺を回っている間に、本堂や大師堂には必ず木鼻があ
ることに気付いた。木鼻にはいくつかの種類があり、彫刻した匠によって違
いがあって面白い。
写真 四国八十八ヶ所を中心に 渡部英綱
他県の木鼻