愛媛県長浜町には、国の重要文化財に
指定されているものが2つ、登録有形文化
財が2つあります。
これらを含めて町内の名所旧跡を写真で
紹介します。
18ー人面岩
JR出石駅から約4kmほど
豊茂方面に行くと、須沢へ行
く分かれ道に出合う。
その三叉路の左側に下の
写真の案内板が立ってい
る。人面岩は、ちょうど、正面
に小さく見える。
この人面岩は、平成5年6月、NHK全国版のニュー
ス7』で放映されたが、自然にできたものでなく、人の
手で造られたものである。
右目や鼻,唇などがくっきりと浮き出て、彫りの深い
外国人を思わせる。高さ約5m、巾3m。近くによると人
面の輪郭はボケて分からなくなる。
左上の写真、
山の中腹、中央
の暗くなっている
場所に『人面岩』
がある。
人面の製作者は、『力石力造』。彼は、文政元
年(1818年)現在の豊茂楠ノ木に生まれた。幼
少のころから大変な力持ちで『大力』(だいりき)
さんと呼ばれていた。石工を主な生業とし、田畑
から屋敷・道路の石垣など、持ち前の力と器用さ
で見事な石組みをする名工であった。
豊茂から櫛生に抜ける道路建設のさい、完成
記念にと彫ったのが『人面岩』である。
『力石』という姓は、大洲の12代藩主加藤泰
幹にその力量を見とめられつけてもらったもの。
身分の差の激しかった江戸時代、姓をいただく
こと事態大変な名誉である。彼は、83歳(明治
34年9月)その生涯を閉じた。彼の墓は、人面岩
がよく見える場所に立っている。
井内 功
.H.12.11.14