愛媛県五十崎町の名所・旧跡や文化財等
を写真で紹介します。なお、小学校区(旧町
村)を単位として五十崎・天神・御祓の三地
区の順に紹介します。
16ー大久喜大師堂
四兵衛の墓
 大久喜地区にある大師堂は、小田川
沿いに建っていて、根周り2m10cmと1
m90cmの大きなイチョウの木が立って
いる。昔、もっと大きいイチョウの木が
あったが、昭和20年(1945)の枕崎台
風で倒れ、現在立っているイチョウの木
はは2代目である。
 明治35年(1902)10月に改築された
お堂で、堂内には、天保7年(1836)2
月頃の石仏2体がまつられている。
 毎年、8月21日には念仏踊りを行い、
夜は、地区民全員で竹の先に肥松(こ
えまつ・今は油布)を巻きつけ火をとも
し、田んぼ道を歩いて『虫送り』の行事
が行われている。
 大久喜地
区の大師
堂の中に
は、お大師
様と、子安
観音様らし
き石仏がま
つられてい
る。
 四兵衛は、寛文8年(1668)に生まれ、
14歳で戸主となり、大久喜の山奥で1人で
開墾に励んだ。「椋の実」を処世訓として
修養に努め、円満な人柄と篤実な精神で、
年貢を免除されているにもかかわらず、里
人と同じように年貢を納めていた。
 73歳のとき、餓死に瀕
しても守った700文を大
洲藩に献金した。彼の
報恩誠実の真心は、時
の藩主たちを感動させ、
徳川幕府の「官刻考義
録」にも記されている。
 彼のお墓は、県道から
5kmばかり入った山の
中にあり、左の写真のよ
うに小さな屋根で覆われ
ている。
井内 功
H.13. 3.31
内子町
大師堂
大師堂


肱川町
大洲市
四兵衛の墓