懸魚彫刻のいろいろ
懸魚(げぎよ)(建設用語)
 神社や寺院の建物の正面に見
られる。建物の唐破風の下に取
り付けた飾りをいう。もともと
は、魚の尾の形をしていたので
この名前がついたようである。
 この装飾を取り付けると、水
に縁ができ、火災にあわないと
いわれている。
 懸魚彫刻は、唐破風の下に合
うように形にがまとめられてい
る。鳳凰や鳥の形のものが多く
見られる。詳しく調べていくう
ちに、龍・植物・動物・飛天な
ど、優れた彫刻を見ることがで
きる。
鳳凰や鳥の懸魚
 鳳凰や鶴などの、鳥をテー
マにしたものが大変多い。中
には、龍と鳥を組み合わせた
飛龍も見られる。
動植物の懸魚
 植物をデフォルメしたもの
が見られるが、時には鯉など
の魚の懸魚に出合うこともあ
る。
飛天などの懸魚
 写真は、飛天をうまくまと
めた懸魚である。優れた懸魚
彫刻に出くわすと、楽しいも
のである。
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 四国八十八ヶ所には唐破風様式の本堂や大師堂がある。この唐破風の懸魚
彫刻は、見事にまとめられ味わい深いものがある。
写真 四国八十八ヶ所を中心に 渡部英綱
香川の懸魚